私は、大学院で応用行動分析学と研究を学びました。
学ぶといっても、講義を受けて課題を提出するという流れではありません。
自分で調べて、図書館で本を借りて、研究デザインを発表するという方法で学びました。発表の度に、指導教員やゼミのメンバーからたくさんのアドバイスや指導を受けました。スライドの作り方や、受け答える技術、より深く考えることも、勉強してきました。
とにかく、締め切りまでに、自分の考えやタイムスケジュールやデザインを発表して
倫理審査がとおったら、対象を募集してデータを取って、分析するという感じ。
私は、文献も読み慣れていなかったので、1本の論文を読むのにも、すごく時間がかかりました。
英語の論文は、グーグル翻訳があるから何とか読むことが出来たと思いますが、本当に時間がかかりました。
倫理申請では、1回目では倫理が通らず、2回目でなんとか通りました。
倫理が通らないことには、何もできないので、本当に焦りましたが、分かりやすい図表の作り方について、自分なりに考えて作成することもできました。
研究対象は何人になるのか、どこまで自分1人でできるのか、協力者は何人必要なのか、期限内に終わらせることが可能なのか。。。
とにかく、期限に追われていました。
やりたいことはあっても、それをどのように研究にしていくのか、わからないことだらけでした。もちろん、データを持って入学する人もたくさんいます。みんなが、私のようではないので、遅れないようについていくのが必死でした。
入学願書に、研究計画は提出しましたが、研究テーマについても迷うことも多い日々でした。
作業療法士なのか、言語聴覚士なのか、臨床心理士なのか、自分の専門性がなんなのか、混乱した時期もすごくありました。
指導教員へ相談した時に頂いた言葉は、すごく心強かったし、私を安心させてくれました。文章をかくのも、苦手で、まとまらない、ぶつぶつと途切れた文章しか書けず、
何を書くにも時間がかかりましたし、発表は何度練習しても、緊張しっぱなしでした。
でも、自分が知りたいことを知るために、どのような手順で研究を進めればよいのか学ぶことができました。
論文を読むことも、(難しい論文は、まだまだ読めない部分もありますが)入学前に比べたら、ずいぶん読めるようになりました。
研究のことを考えたり、文章で表現したり、とにかくたくさんの時間を使いました。
まだまだ、文章を書くのは苦手です。流れるような文章が書きたいと思っていますが、これもたくさん書かなければ、上手くなれないのかもしれません。文章を書くのがうまくなるまで、論文を書いたり、読んだり、続けていきたいと思います。