- 私が考える作業療法の臨床研究テーマ
- どうやってデータをとるか
- 研究テーマを考えることの大切さ
私が考える作業療法の臨床研究テーマ
臨床でおこなっている、いろんな作業活動を研究したらいいんじゃないかと思っています。
患者さんがやりたいって選択する活動って、研究デザインを考える時、結構手間?になりますよね。A活動を選択する対象者を20名集めるとかって、絶対?大変。A活動がメジャーな活動なら別にいいのかもしれないけど?でも、A活動の良さをアピールしたいわけではないし。同じ活動を使っても、身体機能を高めるのか、認知機能を高めるのか、心理面をサポートするのか、患者さんによって、ゴールは変わるし。。。。
私たち作業療法士が患者さんに活動を選択してもらう時って、今まで慣れ親しんだ活動とか、新たに挑戦してみたい活動を使って、身体機能・認知機能・心理面にアプローチしていきます。だから、選択する活動ってすごく多いと思います。(活動に使う道具だって、やり方だって、違うこと、多くないですか?例えば同じ「編み物」活動だって、棒張り?かぎ針?毛糸の太さは?マフラーを作る?アクリルたわしを作る?誰にあげる?部屋に飾る?際限ないと思います。)
それって、なかなか、他の領域の研究でみないことなんじゃないかと思います。(私の調べ方が足りないのかもしれませんが(;^ω^))
やりたい活動を使って、何を改善できると思って、私たち作業療法士は介入するんでしょうか。
患者さん中心を謳っているからこその、臨床研究テーマじゃないでしょうか。
多職種がグーグル検索した時に、作業療法士って、面白い研究しているんだなって、言われるような論文がたくさんあるといいなぁと思います。
どうやってデータをとるか
研究をしなくても、実践報告はできますよね。臨床的にみて、患者さんにとって、この方法で介入するのが良い!と考え介入するのですから。
- 訓練中の行動を毎回データとしてカルテに記録する
- 介入前ー後で、評価用紙を使って記録する
私が今思いつくのは、この2つのどちらかかなぁ。両方とってもいいけど、どっちか一つでもあれば、学会とかで報告できるんじゃないかな。
訓練中の行動を毎回データとしてカルテに記録する
患者さんが、改善したいと思っている行動、もしくは、改善することで患者さんがやりたい活動ができるようになると思っている行動をストップウォッチを使って時間を計ったり、10分間でどのぐらい出来るようになるかを測ったり、何を改善するために、私たち作業療法士は介入しているのでしょうか。改善するというには、何を測定しておけばいいのでしょうか。
閃いたら、とりあえず、記録しておくといいと思いますよ。
介入前ー後で、評価用紙を使って記録する
どんな評価用紙を使うかは、私たち作業療法士が、何を改善したいと考えて介入したかによって選択すればいいと思います。
介入して改善しました!というためには、どの評価表を使うのが最適なのか、考えてみたらいいんじゃないかと思います。
標準化された評価用紙=評価尺度って、研究の上に成り立っているので、質問項目一つ一つに意味があると思います。
臨床的に使いやすいか、患者さんに負担がないか、自分で考えて使うのがいいと思います。
介入後に改善があったといえれば、とてもいいですよね。
改善がなくても、なぜ、改善しなかったか、丁寧に考察していくと、新しい発見になるんじゃないでしょうか。
研究テーマを考えることの大切さ
私は作業療法が好きですが、やっぱり多職種に説明しにくいなぁと思っています。
こうして、研究を考えていると、ちょっとわかってきたような、、、、??
生活をみるとは何?
生活を見る専門性って何?
うーん。やっぱり難しい。
それでも、作業療法を臨床で使用して、発表していけば、
作業療法士が大切にしているもの、作業療法士でしかデータを集められないものがあるんじゃないかと思っています。
作業療法士の研究テーマ、多職種と違う視点があるといいですよね。
私は、まだまだ言語化できません。
わかったような、、、やっぱり、、、、わからない、、、、。
日々考えていきたいと思います。