臨床を研究したいと思っていますか?
私が必要だと思った6つは以下の通りです。
- 研究倫理審査
- 研究資金
- 文献検索のためのデータベース
- 研究仲間
- 指導者
- 時間
1.研究の倫理審査委員会
もし、研究をしたいのなら、
自分の職場に研究倫理審査委員会があるかをチェックしましょう。
倫理委員会がなかったら…作業療法士の人は厳しいのかもしれません。
理学療法士協会は、1件あたり2万円で、研究倫理を申請できるようです。
いいなぁ。
アンケート調査でも、インタビュー調査でも、
介入研究でも、研究しようとするなら、研究倫理の申請が必要です。
2.研究資金
これは、研究の内容によっても違うかもしれません。
アンケート調査には、紙と封筒と切手がすごく沢山必要になります。
インタビュー調査では、対象者さんがいる場所まで足を運んだり、レコーダーを買ったり、文字をおこすのに、外部にやってもらうんだったら、さらにお金がかかります。
その他にも、必要な機器があれば、お金がかかります。
統計を使いたいと思ったら、統計ソフトが必要になるかもしれません。
無料の統計ソフトもあります。
Rを使っている人もいましたが、私には難しすぎて、アレルギーです。
↓これは、自治医科大のホームページにあるEZRという無料統計ソフトです。
http://www.jichi.ac.jp/saitama-sct/SaitamaHP.files/statmed.html
エクセル統計もありますよね。
3.文献検索のためのデータベース
無料のだけって、結構厳しいかもしれません。
職場で医中誌がみれるといいですよね。
最近は、無料で公開しているのも多くなってきたし、必要であれば、国会図書館からコピーを送ってもらえるから、環境は良くなっている思います。
4.研究仲間
職場に研究好きの人がいる確率ってどのぐらいなんでしょうか。もともと、研究するぞって入職している人なら、先輩方や同僚、みんな研究をしているかもしれません。
でも、私みたいに、働いていて、「????」疑問がでてきて、研究したくなったという人の周りには、学会発表をしている人も、研究している人もそんなに多くないんじゃないかと思います。
研究していて、「なんで、こんなに辛いことやってるんだろう」っていう気持ちに、何度もなりました。
そんな時、心の支えになってくれるのは、同じ研究仲間です。
「私は、ここまでやったよ」
「次は、これをやるつもりだよ」
「この本読んだよ」
相談したり、励まし合ったり、本当に心強かった。
卒業しても、日々研究をしている仲間と出会えたのも、大学院に入学したから得たものだと思います。
指導者
一番の出会いです!!
頭の中がゴチャゴチャになって、どうしていいのか、
私は、何を悩んでいるのかすらわからなくなってしまったり、
文章をどうまとめていいかわからなかったり、
とにかく、一言で私の悩みを晴らしてくれました。
そのたった一言が、どれだけ私の支えになったかわかりません。
指導者がみていてくれる安心感のなか、最後まで研究を終えることが出来たと思います。
時間
絶対に、必要です。
私は、研究初心者なので、すごーーーーく必要でした。
何をするにも時間がかかります。効率の良い方法を検索するも、結局自分にどの方法が合うかは、自分でやってみないことにはわからないし、試行錯誤の時間が必要でした。
時間を作るために、私は、趣味の時間を削りました。家事の時間もけずりました。何を削って、時間をつくるか、考えてみてください。