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在宅生活をイメージしたアプローチを行う上で必要なIADL訓練。
IADLは一連の動作です。
身体を動かす前に、段取りをたててから行動します。
「準備」から「後かたずけ」まで。
ちなみに、IADLのやりかたは、方法も使う道具も人それぞれです。
「掃除する」だけでも、やり方は人それぞれ。
掃除機は?ダイソンみたいな立てかけ式?それとも、コードを引っ張り出すタイプ?
クイックルワイパーみたいなものしか使わない?
道具はどこに置いてあるの?コンセントはどこにあるの?掃除機をかける部屋の順番は決まっているの?ワックスがけはするの?畳は拭いたりするの?箒を使う?掃除機のごみってどうやって捨てるの?掃除する頻度は?
とにかく、いろいろ聞いてみないことには、わからないことばかりです。
手の機能をはじめ、巧緻性が必要な作業と、
粗大な運動が必要な作業と、いろいろあります。
代償しても、いい部分、ここだけはどうしても自分でやりたい作業。
本当に人それぞれです。
キッチンの台を拭くだけでも、台拭きをつかう・台拭きを消毒するが一連の流れの人もいれば、キッチンペーパーで拭いて、台拭きは使わないって人もいます。
何が、どこに置いてあって、今までどういう動作をしていたのか、
今の身体でどこまでできるのか、やり方を変更した方がいいのか。
練習していく中で一緒に考えていければいいのではないでしょうか。
詳細を聞きながら練習することで、在宅生活をイメージすることができ、
在宅後の生活に近い練習をすることは可能になると思います。
詳細を聞き取ることこそ必要なのではと、思っています。