- 高校卒業後、専門学校か大学へ
- 講義や実習で、必要な単位を取得し、国家試験への受験資格が貰える
- 国家試験の勉強をしながら、就職活動
- 合格後、就職
高校卒業後、3年生か4年生の専門学校もしくは、4年生の大学に入学します。
自分希望する専攻(理学療法・作業療法・言語聴覚療法)に願書を提出し、受験します。入学前に専攻を決めておかなくてはならないので、自分がどの職種になりたいのか、受験前によく考えておくことが必要です。
1・2年生では、生理学や運動学などの基礎科目を学習します。英語や数学など、教養科目が選択授業でありました。作業療法概論、各論(身体・精神・発達・高齢期)、地域リハビリテーションなど様々な授業がありました。作業療法で使用される、検査を実際に行ったり、運動学の実習で筋電計を使用したりすることもありました。車いす操作や、介助者の体験など、実際に体験する学習も多くありました。
1・2年生では、病院や介護施設への見学実習があります。期間は1週間ぐらい。学校によって、実習時期や期間、実習の目的(ゴール)が少しづつ違います。
3年・4年生では、評価実習や臨床実習があります。期間は、4週間から7週間までと、学校によって多少違いがあります。短い実習期間の学校は2回行うこともあるようです。(2020年度は、コロナで多くの施設が実習生を受け入れる事ができなくなりました。)
卒業に必要な単位を取得し、実習が終了すると、国家試験に臨みます。試験の準備とともに、就活を同時に行うことになります。
学校ごとに、国家試験対策を行っていると思います。学内での成績が思わしくないと、試験に受けられないといったことを聞いたことがありますが、本当なんでしょうか。学校の国家試験合格率を上げるためだそうですが…本当のところは、わかりません。そのように話して、学生のお尻を叩いてくれているのかもしれないですよね。
国家試験に合格後、就職となります。不合格だった場合、就職先によっては、リハビリの補助として採用してくれるところもあるそうですが、不採用になるところもあるそうです。
日本では、大学院まで進む人はほとんどいないのが、外国とは違う所だと思います。